最近のレッスン指導で、また強く感じることがありました。
見ていない、聞いていない…。
教師の一挙手一投足を見ていない、
教師の注意(アドバイス)のひと言ひと言を聞いていない…
そんな生徒が多いのです。
そこで、ずいぶん前にスタジオに貼り出した書道家・武田双雲さんのブログを思い出しました💡
以下、そのまま引用添付します。
書道家・武田双雲公式ブログ より
人はよく見ていない。
2016年2月4日(木)
書道教室の子供たちは、
とにかくお手本を見ない。
見て。
と何度伝えても、なかなか見ない。
それはなぜか。
お手本を見るのは、とても面倒だから。
自己流でぱっぱっと書いた方が早い気がするから。
書の世界において、見るということはとても重要だ。
見るというより観る。
観ることを深めていくと
線のこまかい部分だけでなく、書き手の息づかいや心の動きまで見えてくるようになる。
お手本という存在は、自分を新しいいざなってくれるもの。
自分流でぱっぱっとやると
やはり限界はすぐやってくる。
このことは書の世界でなくともすべてにおいて言える
あらゆることをお手本とし、
見る。観る。観る。
そして
真似る。応用する。
しかし、なかなか素直になれず、自分のやり方に固執する。
観よう。
新しい自分と出会うために。
双雲@いかに自分が、観ていないか、見えていないかを受け入れることからはじめます。
積み重ねてきた経験・知識はもちろん大事!!
その上で、
「先入観」や「思い込み」をなくし、毎回のレッスンを『新しい気持ち』『素直な気持ち』で受けているかどうか?
忙しい世の中です。
大人も子供もバレエが好きでレッスンしていても、バレエの事を四六時中考えているわけにはいかないと思います。
もっとレッスンに通いたくても、週に1回か2回、それも1時間から1時間半のクラスに参加するのがやっと…という現状なのだと思います。
だからこそ、
目を皿のようにして見て、
耳をダンボにして!?聞いて、
そして身体に落とし込むのです。
毎回のレッスンで、頭も体もくたくたに疲れるに違いありません。
でも、それは心地いい疲れではないでしょうか?
今日もレッスン頑張ったーっ!!やり切ったーっ!!という充実感✨
味わってますか?
バレエはするすると上達する時期もあれば、なかなか思うようにいかない停滞期もあります。
上達が早い時期は慢心せずに、
停滞期には腐らずに、
どんな時も…
毎回毎回、新しい気持ちで
見て!
聞いて!!
身体に落とし込む!!!
きっと、何かが変わるはずです。
私はやっていますよ。
歳を重ねれば重ねる程、身体は動かなくなるし、頭も頑固になりがちです。
だからこそ…バレエのレッスンの時だけでも…素直な気持ちで頑張るのです。


